20世紀西洋人名事典 「エリックポマー」の解説
エリック ポマー
Erich Pommer
1889.4 - 1966
ドイツ,米国の映画製作者。
元・アメリカ軍司令官。
第一次大戦開戦後1915年デクラ社を設立。表現主義映画の先駆的作品となった「カリガリ博士」(’19年)、「ドクトル・マブゼ」(’22年)を製作。’23年ウーファー社と合併。「ニーベルンゲン」(’24年)などの表現主義映画の代表作をはじめ、「嘆きの天使」(’30年)、「会議は踊る」(’31年)などトーキー初期の重要な作品を製作し、ドイツ映画の黄金期を築く。しかし、ナチスの台頭でドイツを去り、’44年アメリカ市民となる。’46年ドイツ映画復興のため、アメリカ軍の司令官としてドイツへ行き、ハリウッドで死去。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報