20世紀西洋人名事典 「エリヒルーデンドルフ」の解説
エリヒ ルーデンドルフ
Erich Ludendorff
1865 - 1937
ドイツの軍人。
第一次世界大戦前、軍備拡張を主張、テクノクラート型の有能な参謀将校として昇進。大戦勃発とともに西部戦線でリエージュ攻略に成功、のち、東部第8軍参謀長となり、タンネンベルクの戦に勝利して名を挙げる。’16年ヒンデンブルクとともに最高軍司令部に移り、参謀次長として実質的に指導、軍部独裁を確立。’18年敗北を認め、政府に休戦・講和を要求、退任する。反共和国的国粋運動の有力者となり、「カップ一揆」、「ミュンヘン一揆」にも関与。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報