20世紀西洋人名事典 「エリーナイ」の解説
エリー ナイ
Elly Ney
1882.9.27 - 1968.3.31
ドイツのピアノ奏者。
元・ケルン音楽院教授,元・モーツァルテウム教授。
デュッセルドルフ生まれ。
10才よりケルン音楽院に学んで、1903年からザイス、レシェティツキーに師事した。メンデルスゾーン賞、バッハ賞などを得て、’05年にデビュー。’06年ケルン音楽院、’11年からはモーツァルテウムで教鞭を取った。’14年からは夫のホーフストラーテンとエリー・ナイ・トリオを結成したほかシュトループ、ヘルシャーなどとトリオを組んで室内楽でも活躍した。ベートーベン、ブラームスを得意として作品の内容を重視するドイツ式のしっかりとした演奏で、情感、風格のある演奏で定評がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報