20世紀西洋人名事典 「エルンストワイス」の解説
エルンスト ワイス
Ernst Weiss
1884 - 1940
オーストリアの作家。
ユダヤ系として生まれる。船医として出発し、放浪生活を送った後亡命先のパリで自殺した。小説、戯曲、詩などの作品は表現主義的で、苦渋の色が濃く、フロイトの影響が顕著である。代表作「医者と殺人者」はカミュの「ペスト」を思わせるものがある。カフカの友人として知られる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報