20世紀西洋人名事典 の解説
エルンスト・P. ヨルダン
Ernst Pascual Jordan
1902.10.18 - 1980.7.31
ドイツの理論物理学者。
元・ロストク大学教授,元・ベルリン大学教授,元・ハンブルク大学教授,元・国立理論物理学研究所所長。
ゲッティンゲン大学で学ぶ。1925年ボルンと共にハイゼンベルクの理論をマトリックス力学の形に定式化、’28年ウィグナーと共にフェルミ粒子の場の量子化を行うなど、量子力学の発展に貢献、生物物理学関係の論文もあり、量子生物学の創始者の一人となる。また、一般相対性理論における重力場の研究、ヨルダン代数等の数学的業績でも知られる。著書に「Elementare Quantenmechanik」(’30年,共著)、「Schwerkraft und Weltall」(’52年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報