20世紀西洋人名事典 の解説
エルヴィーン ピスカートル
Erwin Piscator
1893.12.17 - 1966.3.30
ドイツの演出家,劇場監督。
ウルム生まれ。
本名フィッシャー〈E.Fischer〉。
1920年ケーニヒスベルクで劇団「トリブナール」を創設し、’24年民衆劇場で大胆な古典改作や映画、資料を多用した政治劇を演出する。’27年民衆劇場を追われ、同年ピスカートル舞台を設立し、政治的・叙事的・技術的な3要素を総合した政治劇の活動を続ける。’31年ソ連を経て、米国に亡命し、演劇教育に従事する。第二次大戦後、西ドイツに帰り、’62年自由民衆劇場の監督にカムバックし、ホーホフートやワイスなどの作品を演出する。著書に「政治演劇」(’29年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報