おけさ柿(読み)おけさがき

事典 日本の地域ブランド・名産品 「おけさ柿」の解説

おけさ柿[果樹類]
おけさがき

北陸甲信越地方、新潟県地域ブランド
主に佐渡市新潟市で生産されている。新潟の柿生産の歴史は古く、江戸時代初期の1603(慶長8)年、佐渡市羽茂地区で始まったという。現在、おけさ柿の名で親しまれているが、その主な品種平核無刀根早生渋柿であるが、炭酸ガスアルコールを用いて渋抜きをしてから、10月中旬から11月上旬にかけて出荷される。八珍柿とも呼ばれる。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「おけさ柿」の解説

おけさ柿

新潟県で生産される渋柿のブランド名。品種は主に平核無(ひらたねなし)。焼酎渋みを抜いてから出荷される。名称民謡の“佐渡おけさ”から。登録商標

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世界大百科事典(旧版)内のおけさ柿の言及

【佐渡島】より

…島全体が対馬暖流の影響をうけるため対岸の越後平野と比べて積雪が少なく,とくに小佐渡海岸は温暖で暖帯林がみられる。また小佐渡南西部では柿栽培が盛んで,おけさ柿として出荷される。大佐渡山地の林間では古くから肉用の佐渡牛の飼育が行われている。…

※「おけさ柿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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