現代外国人名録2016 「オジーオズボーン」の解説
オジー オズボーン
Ozzy Osbourne
- 職業・肩書
- ロック歌手
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1948年12月3日
- 出生地
- ウォーリックシャー州アストン
- 本名
- Osbourne,John
- グループ名
- 旧グループ名=ブラック・サバス〈Black Sabbath〉
- 経歴
- 友人トニー・アイオミに誘われ、1969年ブラック・サバスを結成し、ボーカルを担当。’70年アルバム「黒い安息日」でデビュー、さらに同年のセカンドアルバム「パラノイド」からシングルカットされた表題曲が大ヒットし、ロックやブルース、ジャズを基調としながらもより重く、暗く、濃密なサウンドで多くのロック・ファンに衝撃を与え、ハードロック、ヘビーメタルの祖といわれる。その後、ヨーロッパツアー、全米ツアーを行い、世界屈指のハードロック・バンドとして君臨するが、過度の飲酒や薬物摂取がたたり、’77年脱退。すぐに復帰したが、’78年には正式にバンドを離れ、ソロ活動に転じた。’80年ギタリストのランデイ・ローズの協力を得て初のソロアルバム「ブリザード・オブ・オズ」をリリース、楽曲の完成度の高さやランデイの巧みなギター・プレイから好評を博した。’82年ランデイを飛行機事故で亡くしてからはパートナーのギタリストを変えつつ、「月に吠える」「罪と罰」などブラック・サバスの音楽性を継承したハードロック、ヘビーメタルの佳作を次々と制作。一方で’85年にはオリジナル・ブラック・サバスの再編成に参加した。’90年引退を発表し、’91年アルバム「ノー・モア・ティアーズ」をリリースしたが、’95年にはアルバム「オズモンス」で復帰。’96年からは自身と妻のシャロンが主催者となってハードロック、ヘビーメタル勢による音楽フェスティバル・オズフェストを毎年開催。ステージ上でコウモリの首を食いちぎるなどの奇行で知られたが、2002年彼の家庭とその日常生活を追ったテレビ番組「オズボーンズ」が放送され、ロッカーらしく常軌を逸しながらも家族を慈しむ父親らしい姿が話題となった。2003年自宅の庭で四輪バイクに搭乗中に事故を起こし、瀕死の重傷を負ったが、2004年復帰。他のアルバムに「ブラック・レイン」(2007年)、「スクリーム」(2010年)など。ブラック・サバスでの参加作に「マスター・オブ・リアリティ」「血まみれの安息日」「テクニカル・エクスタシー」などがある。著書に「アイ・アム・オジー オジー・オズボーン自伝」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報