普及版 字通 の解説
9画
[字訓] たまりみず・くぼみ・どろ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は夸(こ)。夸は把手のある大きな曲刀。これで削るので、くぼむ意がある。汚と声義が近い。〔説文〕十一上に「濁水れざるなり」また「一に曰く、(くぼ)みて下(ひく)きなり」とみえる。
[訓義]
1. たまりみず、あつまる。
2. くぼみ、ふかい。
3. けがれ、どろ。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ニゴル・ケガス・フカシ・クボム・シボル・アラフ・クボカニ
[語系]
・汚a、oa、oe、穢iuatは声義近く、一系の語。
[熟語]
下▶・▶・君▶・行▶・邪▶・辱▶・染▶・沢▶・濁▶・池▶・恥▶・泥▶・塗▶・▶・濘▶・▶・隆▶・穢▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報