最新 地学事典 「オフリッジ火山」の解説
オフリッジかざん
オフリッジ火山
off-ridge volcano
海嶺軸や中軸谷から離れた場所で噴火・成長したと考えられる単成火山。比高数10mから1km以下で,山頂火口を有する円錐状や山頂部が平坦な円盤状,明瞭な火口を欠く小海丘,尾根状の山体やそれらに伴う溶岩流などがある。100万km2当たり2,000~13,000個程度分布する。東太平洋海膨では0.1km3以下が多いが,30km3を越えるものもある。いずれも海嶺軸から20万年以内に噴火しており,基盤の脆性地殻の厚さで噴火が規制されると考えられている。通常の中央海嶺玄武岩から,より枯渇したものやエンリッチしたアルカリ岩まで海嶺軸部に比して多様なマグマ組成を示す。参考文献:海野進ほか(2008)地学雑,Vol. 117: 190
執筆者:海野 進
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

