翻訳|Oak Ridge
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アメリカ合衆国、テネシー州東部の新興都市。人口2万7387(2000)。1942年、マンハッタン計画による世界初の原爆用ウラン分離工場用地として町が建設されたが、45年夏までその存在と目的は秘密にされていた。原子爆弾に使用するウラン235とプルトニウム239がここで開発された。町は47年以来、合衆国原子力委員会の管轄下にあったが、59年以降、住民の自治に戻った。オーク・リッジ国立研究所を中心として、核エネルギー、核物理の研究が行われている。原子炉施設、核燃料などの工場があるほか、14の大学による共同の原子力研究施設と、テネシー大学大学院生医学研究科もある。諸施設のなかでもアメリカ原子力エネルギー博物館は有名である。
[菅野峰明]
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… 当時核兵器に使用する核分裂物質として235U,239Puが考えられていた。235Uに関しては天然ウランから235Uを分離する方法がとられ,43年ロレンスによる電磁分離法がテネシー州オーク・リッジで稼働を開始した。次にJ.R.ダニングとH.C.ユーリーによって実験的に成功した気体拡散法による巨大な分離工場が43年にオーク・リッジで稼働を開始した。…
… マンハッタン計画では,まず,235Uの濃度の高い濃縮ウランをつくることが最大の課題となった。何百例という技術的方法が検討され,最終的に1944年,ガス拡散法とよばれる方法の開発に成功,翌45年,テネシー州オーク・リッジのウラン濃縮工場から最初のガス拡散法による濃縮ウランが送り出された。ウラン濃縮 他方,プルトニウムの同位体の一つ,プルトニウム239239Puが235Uと同じように核分裂しやすいという性質をもつことが,ウラン濃縮技術を研究開発中の1941年にE.O.ローレンスによって発見された。…
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