哺乳(ほにゅう)綱食肉目イヌ科の動物。家畜であるイヌの1品種で、イギリス原産の大形牧羊犬。ロシアの牧羊犬オフチャルカが祖先の一つとみなされ、1800年代に作出固定された。全身に長毛が生え、とくに顔面は視力を妨害するほど覆われている。被毛はたいへん柔らかく、羊毛と同じに紡ぐことができ、衣服に利用できるといわれる。体高は53~58センチメートルぐらいであるが、むくむくした毛のため非常に大きくみえる。毛色は灰色、ブルーマール、灰色と白色などで、尾は短く断尾する。足を引きずるような、いっぷう変わった歩き方をする。
[増井光子]
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...