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牧羊犬 ぼくようけんsheepdog

翻訳|sheepdog

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

牧羊犬
ぼくようけん
sheepdog

ヒツジの番犬,または牧羊者を助けるイヌ。朝牧舎からヒツジの群れ牧場に連れ出し,終日その番をし,夕方に牧舎に連れ戻す作業をする。その代表的なものはスコットランドコリー,ドイツのシェパード,フランスのブリアールなど。普通ヒツジ 50頭に牧羊犬1頭が必要とされている。

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大辞林 第三版の解説

ぼくようけん【牧羊犬】

牧場で放牧中の羊の見張りをするように訓練された犬。その歴史は古く、4000年前に遡さかのぼるといわれ、ヨーロッパ各地で種々の品種が作られた。コリー・シェパード・シェトランドシープドッグなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

牧羊犬
ぼくようけん

牧羊作業に従事し、ヒツジの盗難や外敵を防ぎ、迷い出るヒツジを群れに連れ戻したり、群れを護送する役目の作業犬をいう。イヌが人間とともに暮らすようになり、時間が経過するにつれて、イヌの能力はさまざまな方面に活用されるようになった。このうち、牧羊犬の発祥時期はかなり古い。紀元前4300年ごろのトルキスタンや、古代エジプトからも、ヒツジの骨とともにイヌの骨が出土するが、まだこの時代はヒツジの群れをまとめるというよりは、盗難防止の役目をしていたのではないかと思われる。本格的な牧羊犬の登場は、人々が定住し、ヒツジから得られる産物が人々の暮らしに重きをなすようになった青銅器時代に入ってからのようである。前2500年ごろの後期湖上住居時代から家畜の飼育は盛んになったようで、現在の牧羊犬種の祖先型のものが出土する。
 牧羊犬は従来、作業犬のなかに含まれていたが、アメリカン・ケネル・クラブは1983年から、牧羊牧畜犬グループを独立させた。それに含まれるものには、オーストラリアンキャトルドッグ、ベアデッドコリー、ベルジャンマリノア、ベルジャンシープドッグ、ベルジャンテルビュラン、ブービエ・デ・フランドル、ブリアール、コリー、ドイツシェパード犬、オールドイングリッシュシープドッグ、プリ、シェトランドシープドッグ、コーギなどがある。[増井光子]

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世界大百科事典内の牧羊犬の言及

【イヌ(犬)】より

…フォックステリア,ミニチュア・シュナウツァー,ブルテリアなど。[2]非猟犬 (A)使役犬 (a)牧羊犬 コリー,ジャーマンシェパードなど。(b)農場犬 ロットワイラー,シュナウツァーなど。…

【動物】より

…また羊を守る囲いは教会のシンボルとなった。さらにそうした羊に襲いかかって連れ去るオオカミは,キリスト教徒を教会から離脱させ,異なった教団へと誘惑する異端のシンボルとなり,そうしたオオカミと身体を張って戦い,羊飼いおよび羊たちのために全力を尽くす牧羊犬は,異端撲滅のための説教修道士や十字軍戦士のシンボルとなった。そのもっとも典型的な図像表現がフィレンツェ,サンタ・マリア・ノベラのフレスコ画であろう。…

※「牧羊犬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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