お楽の方(読み)おらくのかた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「お楽の方」の解説

お楽の方(1) おらくのかた

1621-1653* 江戸時代前期,徳川家光(いえみつ)の側室
元和(げんな)7年生まれ。弟に増山正利(ましやま-まさとし),那須資弥(なす-すけみつ)。寛永10年ごろ春日局(かすがのつぼね)のすすめで大奥にはいる。18年竹千代(のち将軍家綱(いえつな))を生み,従三位となった。承応(じょうおう)元年12月2日死去。32歳。幼名はお蘭。法号宝樹院

お楽の方(2) おらくのかた

?-1810 江戸時代後期,徳川家斉(いえなり)の側室。
天明7年本丸大奥にはいり,家治(いえはる)の養女種姫付中臈(ちゅうろう)となる。寛政5年敏次郎(のち将軍家慶(いえよし))を生んだ。御年寄上座。文化7年5月20日死去。江戸出身。姓は押田。別名にお里衛(りえ)の方。法号は香琳院。お羅久の方ともかく。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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