カイガンショウ(読み)カイガンショウ(その他表記)Pinus pinaster; cluster pine; pinaster pine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カイガンショウ」の意味・わかりやすい解説

カイガンショウ(海岸松)
カイガンショウ
Pinus pinaster; cluster pine; pinaster pine

マツ科の高木で,地中海を囲む南ヨーロッパ,西アジア,北アフリカの海岸砂地に広く分布する。幹は高さ約 40m,周囲約 4mに達する。樹皮は厚く,亀裂が深くて濃紫褐色。葉は双生し長さ 20cm内外で多少光沢がある。雄花は赤みのある濃黄色,雌花は緑色で紅紫色が混っている。球果は長さ 20cm前後,長楕円状円錐形。種子は長さ約 10mmで半面が黒い。日本には明治の中頃に入り,大阪周辺などで庭木や砂防用によく植えられた。建築材,パルプ材として用いられ,またテレビン油や木タール,松やにを採取する。

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