カエサリオン(その他表記)Caesarion

改訂新版 世界大百科事典 「カエサリオン」の意味・わかりやすい解説

カエサリオン
Caesarion
生没年:前47-前30

プトレマイオス15世・カエサルの愛称。プトレマイオス朝エジプト最後の王。在位,前44-前30年。クレオパトラ7世の長男。異論も多いが,父はカエサルといわれている。前44年,母クレオパトラと共同で王位につき,前34年〈諸王の王〉と称された。カエサルの養子で後継者であるオクタウィアヌス(アウグストゥス)との正統性に関する抗争の道具にされ,母の死後,オクタウィアヌスの命令で殺された。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 長谷川

世界大百科事典(旧版)内のカエサリオンの言及

【カエサル】より

…次いでエジプトに渡ったが,王位継承の争いにまきこまれた(前48年10月~前47年3月)。戦いに勝って王位につけたクレオパトラと結ばれ,一子カエサリオンをもうけたが,前47年9月,小アジアのゼラでミトリダテス大王の息子ファルナケスを討って,小アジアの秩序を回復した(この時の元老院あて報告が〈来た,見た,勝った〉の3語)。さらにアフリカに渡り,スキピオの率いるポンペイウスの残兵をタプソス(現,チュニジアのテブールバ)に破り(前46年4月6日),小カトーを自刃させた。…

【クレオパトラ】より

…ときにクレオパトラは21歳,カエサルは52歳であった。彼女は彼の子カエサリオンを生んだ。やがてローマに戻ったカエサルの招きで,彼女はカエサリオンと共にローマ市に招かれた(前46)。…

※「カエサリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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