カステランマレディスタビア(その他表記)Castellammare di Stabia

改訂新版 世界大百科事典 の解説

カステランマレ・ディ・スタビア
Castellammare di Stabia

イタリア南部,ナポリ県にある保養地港湾都市。人口7万0317(1981)。古称スタビアエStabiae。ローマ時代からの水源地で,28種もの鉱泉を有する。紀元79年,ベスビオ山噴火ポンペイと同じ運命に見舞われたが,10年後に再建。のち外国の支配略奪にあい,泉を守るために海際に城塞(カステロ)が建てられたのが地名の由来。ナポリ王国,両シチリア王国時代に,造船所,水道,鉄道が建設され,現在の産業都市(造船,機械,繊維)としての発展の基となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

カステランマレディスタビア
Castellammare di Stabia

イタリア南部,カンパーニア州ナポリ県,ナポリ湾岸の港町。ナポリ湾にのぞむ。地名のスタビアは 79年ベズビオ火山の噴火で滅んだ町の名。古来,鉱泉と美しい海岸で知られた保養地。古代ローマの別荘が残る。商工業の中心地で,海軍基地でもある。スイス物理学者 A.ピカールがここで有名な深海探査潜水艇『バチスカーフ』を建造した。人口6万 8720 (1991推計) 。

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