カタストロフィズム(読み)かたすとろふぃずむ(その他表記)catastrophism

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カタストロフィズム」の意味・わかりやすい解説

カタストロフィズム
かたすとろふぃずむ
catastrophism

地球上の生物群はカタストロフ的な大変動による絶滅、発生の繰り返しによって変遷してきたとする説。19世紀初頭キュビエが提唱。天変地異説ともいう。化石はノアの洪水でおぼれた生物の遺骸(いがい)であるとする前世紀の洪水説とは異なり、地殻変動に激変の原因を求めた。この考えは拡張され、生物界の変遷だけでなく、造山運動などの地質現象も短時間に急激におこったとされた。しかし現在ではこの説はほとんど受け入れられていない。ハットンやライエルによって唱えられた斉一(せいいつ)説、すなわち「現在は過去の鍵(かぎ)である」という概念に反対するものである。

[岩松 暉]

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