デジタル大辞泉
「かなぐり捨てる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かなぐり‐す・てる【かなぐり捨】
- 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]かなぐりす・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 - ① 身につけていた物を乱暴に投げすてる。荒々しく脱ぎ捨てる。
- [初出の実例]「六騎の兵皆揆をかなぐり捨(ステ)て」(出典:太平記(14C後)八)
- 「綿入れ半天をかなぐりすて」(出典:団団珍聞‐一号(1877))
- ② ( 比喩的に ) きれいさっぱりと振り捨てる。思い切って捨てる。
- [初出の実例]「智恵をかなぐりすてて不知にしていれば人が我を愚人と云」(出典:古活字本荘子抄(1620頃)七)
- 「先師は異国の借物をかなぐり捨てて本然の日本に帰れと教へる人ではあっても」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第一部)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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