カニューレ(その他表記)cannula

翻訳|cannula

デジタル大辞泉 「カニューレ」の意味・読み・例文・類語

カニューレ(〈ドイツ〉Kanüle)

体腔・血管内などに挿入し、薬液注入体液排出気管切開の際の空気通路とする場合などに用いるパイプ状の医療器具。

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精選版 日本国語大辞典 「カニューレ」の意味・読み・例文・類語

カニューレ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Kanüle ) 医療器具で、呼吸を助けたり、身体の中の液体を抜いたり、薬を入れたりするために身体にさし込む管。挿管。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カニューレ」の意味・わかりやすい解説

カニューレ
cannula

生体心臓,血管,気管,または切り口傷口など管状の部分に挿入する,やや太めの管をいう。体液の吸引や薬液の注入などに用いる。材質はガラス,金属プラスチックなど。気管切開手術後に切開部から気管内に挿入して気道の確保,出血や分泌物の吸引などに用いる管を,特に気管カニューレという。

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世界大百科事典(旧版)内のカニューレの言及

【気管切開術】より

…前頸部を切開し,気管の前壁に穴をあけて,気道を確保する手術。あけた穴は気管口(気管切開口)とよばれ,そこからカニューレという管を入れて,気管口が閉じないようにしておく。気道の狭窄による呼吸困難をはじめ,下気道疾患,麻痺性の呼吸障害などのときや,さらには大手術の際の気道の確保のためなどに行われる。…

※「カニューレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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