20世紀西洋人名事典 「カルロカルラ」の解説
カルロ カルラ
Carlo Carrȧ
1881.2.11 - 1966.4.13
イタリアの画家。
元・ブレーラ美術学校教授。
クワルニェント(北イタリア)生まれ。
北イタリア生まれ、ミラノのブレーラ美術学校に学ぶ。装飾画家として、1900年パリ万国博覧会に従事。’10年第一次未来派宣言に署名。’16年キリコと出会い、共に形而上絵画派の運動を興す。機関紙「Valori Plastici」に論文を発表。’24年「ノヴェチェント」に参加。両次大戦の間、母校ブレーラ美術学校で教える。絵画の代表作に「形而上学的ミューズ」(’17年、ミラノ、個人蔵)、著書に「形而上絵画」(’19年)などがあり、イタリア現代美術の発展に影響を与えた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報