20世紀西洋人名事典 「カレルチャペック」の解説
カレル チャペック
Karel Čapek
1890.1.9 - 1938.12.25
チェコスロバキアの小説家,劇作家,エッセイスト。
ボヘミア東部マレー・スヴァトニュヴィツェ生まれ。
地方の開業医の息子として生まれ、プラハの大学で哲学を学んだ後、ベルリン、パリに留学。帰国後、ジャーナリストとして活躍する傍ら、小説や戯曲の創作を始める。劇「R.U.R.」(通称ロボット、1920年)、兄の画家であるヨゼフとの共作戯曲「虫の生活から」(’21年)で名声を得る。SF小説、戯曲、童話、旅行記など文学のあらゆるジャンルに名作を残したチェコ文学界の代表的存在として知られ、作品は他に長編3部作「ホルデュバル」(’33年)、「流星」(’34年)、「平凡な人生」(’34年)、SF「山椒魚戦争」(’36年)など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報