カワヒガイ(その他表記)Sarcocheilichthys variegatus variegatus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カワヒガイ」の意味・わかりやすい解説

カワヒガイ
Sarcocheilichthys variegatus variegatus

コイ目コイ科の淡水魚。全長 13cm内外。体は紡錘形でやや側扁する。口には短く太いこぶ状のひげがある。口は頭の前下方にあり,著しく伸出させることができる。雌雄,年齢で体色が異なり,成熟した雄では体は黒ずみ,鰓蓋はピンク色になり,背鰭の黒色帯は不明瞭となる。雌は体の背面が緑褐色で,腹方は黄みを帯びた銀白色。水の澄んだ川の砂礫底にすみ,底生動物(→底生生物)を餌とする。春に二枚貝類外套腔に産卵する。本州中部以西,九州に分布し,四国からは記録されていない。食用とされる。

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