普及版 字通 「カン・きよめ」の読み・字形・画数・意味 13画 [字音] カン(クヮン)[字訓] きよめ[説文解字] [字形] 形声声符は果(か)。〔説文〕一上に「祭(くわんさい)なり」とあり、鬱鬯(うつちよう)の酒をそそいで清める鬯(かんちよう)の礼をいう。〔書、洛誥〕に「王、大室に入りてす」とあり、周初の金文〔麦尊(ばくそん)〕に「用(もつ)て侯の(げきざう)(出入)にす」とみえ、聖所に出入するときの祓いの儀礼であった。[訓義]1. 清めの酒をそそいではらう、きよめ、きよめの祭。2. 祭の時、酒をくみかわす。[語系]・・盥kuanは同声。盥は沐浴に用いる。また澣huanも声義が近い。・は降神・迎神の礼。土や安に、ときに水滴を加える字があるのはその礼である。[熟語]器▶・享▶・玉▶・圭▶・献▶・尸▶・事▶・将▶・薦▶・鬯▶ 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by