カンタベリー地震(読み)カンタベリーじしん

百科事典マイペディア 「カンタベリー地震」の意味・わかりやすい解説

カンタベリー地震【カンタベリーじしん】

ニュージーランド南島地方で,2011年2月22日に発生したマグニチュード6.1の地震震源被害の大きかったこの地方の中心都市クライストチャーチ近郊。2010年9月4日にもマグニチュード7の地震が発生している。2月22日の地震の人的被害が死者・不明者合わせて380人を超える大きなものとなったのは,クライストチャーチ大聖堂を含む老朽化した建物が多い旧市街を地震が直撃したためといわれ,死者・不明者のほとんどが,建物の崩壊による。崩壊した建物に語学学校があったため,日本人留学生を含む多くの外国人留学生が被害にあった。日本人の死者・不明者は28人。主として液状化現象による家屋被害は約5万棟といわれる。

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