カンタリス(その他表記)〈ラテン〉cantharis

デジタル大辞泉 「カンタリス」の意味・読み・例文・類語

カンタリス(〈ラテン〉cantharis)

ツチハンミョウ科のマメハンミョウなどの甲虫を乾燥した薬剤皮膚水腫すいしゅを生じさせる毒性カンタリジンを含み、刺激剤として発泡発毛引赤いんせきなどのため外用する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 いんせき 名詞

精選版 日本国語大辞典 「カンタリス」の意味・読み・例文・類語

カンタリス

  1. 〘 名詞 〙 ( [ラテン語] cantharis ) ツチハンミョウ科の昆虫を乾燥してつくった薬品日本ではマメハンミョウ、中国ではオビゲンセイ、欧州ではアオハンミョウを用いる。毒性をもち、皮膚刺激剤として、発泡、発毛、引赤(いんせき)などの目的で外用する。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android