外用(読み)ガイヨウ

デジタル大辞泉 「外用」の意味・読み・例文・類語

がい‐よう〔グワイ‐〕【外用】

[名](スル)皮膚など体の外側から薬を効かせること。

げ‐ゆう【外用】

仏語本体から外へ現れる働き。仏・菩薩ぼさつなどが、衆生の機に応じて現す働き。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「外用」の意味・読み・例文・類語

がい‐ようグヮイ‥【外用】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 外の用事ほかの用。
  3. 外部に用いること。また、そのもの。現在では多く薬についていう。皮膚や粘膜に薬をぬったり、はったりすること。また、その薬。⇔内用
    1. [初出の実例]「鮓荅 此もの内服外用すべし」(出典:厚生新編(1811‐39頃))

げ‐ゆう【外用】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ゆう」は「用」の呉音 ) 仏語。外に現われたはたらき。仏菩薩などが衆生の機に応じて外に現わすさまざまなはたらき。光明相好説法神通など。げよう。
    1. [初出の実例]「相好光明説法利生等の、外用の功徳」(出典:法然消息文(1212頃)或人のもとへ遣はす御消息)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android