現代外国人名録2016 「カークダグラス」の解説
カーク ダグラス
Kirk Douglas
- 職業・肩書
- 俳優,映画プロデューサー
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1916年12月9日
- 出生地
- ニューヨーク州アムステルダム
- 本名
- デムスキー,イサー〈Demsky,Issur Danielovitch〉
- 学歴
- セイント・ローレンス大学〔1939年〕卒
- 勲章褒章
- 自由勲章(米国大統領)〔1981年〕, レジオン・ド・ヌール勲章〔1985年〕
- 受賞
- アカデミー賞名誉賞(第68回,1995年度)〔1996年〕,ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(第14回,1956年度)「炎の人ゴッホ」,ゴールデン・グローブ賞セシル・B.デミル賞(第25回,1967年度),AFI生涯功労賞〔1991年〕,ベルリン国際映画祭金熊名誉賞(第51回)〔2001年〕
- 経歴
- 両親はユダヤ系ロシア移民。家庭が貧しかったため早くからプロレスラー、ボーイなど多くの職業に就いた。舞台を志し、アメリカ演劇アカデミー(AADA)を卒業後、第二次大戦に従軍。除隊後連続ラジオ・ドラマやブロードウェイのショーに出演。1946年「呪いの血」で映画デビュー。’49年「チャンピオン」で出世のためには手段を選ばぬ冷酷なボクサー役を好演しアカデミー主演男優候補。その後も「探偵物語」(’51年)、「悪人と美女」(’52年)、「炎の人ゴッホ」(’56年)などで冷たい側面を見せる主人公を演じ、スターの地位を確立した。ほかに「OK牧場の決闘」(’57年)、「テレマークの要塞」(’65年)、「大脱獄」(’70年)、「いくたびか美しく燃え」(’75年)、「ファイナル・カウントダウン」(’80年)、「愛に向って走れ」(’83年)など出演作多数。また’49年自らブライナ・カンパニーを設立、「ヴァイキング」(’58年)、「スパルタカス」(’60年)、「5月の7日間」(’64年)など大作をプロデュースし、’73年の「Scalawag」からは監督業にものり出すなど、映画人としても意欲的に活動。’96年脳いっ血を患い言語障害を負うが、’99年「ダイヤモンズ」で復帰。一方、著書「カーク・ダグラス自伝―くず屋の息子」(’88年)、初の小説「悪魔と踊る」(’90年)がともにベストセラーとなる。他に小説「The Secret」(’92年)、「Last Tango in Brooklyn」(’94年)、「Let’s Face It」(2007年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報