ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カーシ丘陵」の意味・わかりやすい解説 カーシ丘陵カーシきゅうりょうKhāsi Hills インド北東部,メガラヤ州の東半部を占める丘陵地。東西に連なる多くの丘陵群と高原から成り,北部は次第にブラマプトラ川流域平野に移行するが,南部は急激にバングラデシュの平野に落込む。最高点は 1961m。中心都市はシロン。全体に多雨で,南斜面では年降水量 3000mm以上,特にチェラプンジ付近は1万 mm以上にも達する世界最多雨地の一つ。植物は数も種類もきわめて豊富。地下資源は鉄鉱石と石炭がある。住民の多くはカーシ族で,谷底や斜面の階段耕作による米作のほか,焼畑移動耕作も行われる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by