20世紀西洋人名事典 「カールヴァン・ベクテン」の解説
カール ヴァン・ベクテン
Carl Van Vechten
1880 - 1964
米国の作家,批評家,写真家。
アイオワ州シーダラッピド生まれ。
初め音楽及び演劇の評論家として出発、40才になってから作家に転じる。1920年代の世情、風俗を軽い風刺を利かせ、洗練された文章で描いた作品に「ピーター・ウィッフル」(’22年)、「刺青伯爵夫人」(’24年)、「黒んぼ天国」(’26年)などがある。ニューヨークハーレムの黒人芸術家たちの優れた理解者でもあった。またG.スタインの著作の編纂を手がけたり、30年代からは写真家としても活動をした。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報