日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガジアンテップ」の意味・わかりやすい解説 ガジアンテップがじあんてっぷGaziantep トルコ、小アジア半島の南東端に近く、シリア国境の北60キロメートルに位置する内陸都市。ガジアンテップ県の県都。人口85万3513(2000)。道路交通の要衝で、食料品、繊維などの工業が発達する。付近の農村は、ナッツの一種であるピスタチオの大産地である。市中には6世紀中期のビザンティン時代にまでさかのぼる砦(とりで)や、11世紀につくられたエメリエ・モスク、考古博物館などがある。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例