デジタル大辞泉 「ガジアンテップ」の意味・読み・例文・類語 ガジアンテップ(Gaziantep) トルコ南東部の都市。シリアとの国境から約60キロメートルに位置する。古くはアンテプまたはアインタプと呼ばれた。第一次大戦後の祖国解放戦争において、フランス軍に対して勇敢に抗戦したことを称え、「ガジ(戦士)」の称号が与えられた。道路交通の要衝で、食品工業、織物工業が盛ん。周辺は同国有数のピスタチオの産地。東ローマ帝国のユスティニアヌス1世が建造したガジアンテップ城がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ガジアンテップ」の意味・わかりやすい解説 ガジアンテップがじあんてっぷGaziantep トルコ、小アジア半島の南東端に近く、シリア国境の北60キロメートルに位置する内陸都市。ガジアンテップ県の県都。人口85万3513(2000)。道路交通の要衝で、食料品、繊維などの工業が発達する。付近の農村は、ナッツの一種であるピスタチオの大産地である。市中には6世紀中期のビザンティン時代にまでさかのぼる砦(とりで)や、11世紀につくられたエメリエ・モスク、考古博物館などがある。[末尾至行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例