廃棄物を、熱分解ガス化工程を経て1300~1400℃の高温で溶融する焼却炉。熱分解炉と高温溶融炉を組み合わせた方式や、溶鉱炉の技術を転用してコークスと石灰石を使って処理する方式(シャフト炉式)がある。ガス化溶融炉は、高温処理するためにダイオキシンの発生が少ないことや、残渣(ざんさ)は灰ではなくスラグ状になり従来の焼却方式の約半分にまで減らせること、スラグは骨材として再利用が可能であることなどの特長がある。一方で、運転コストが高くなること、運転管理がむずかしいなどの問題もある。国内の一般廃棄物焼却施設1243のうち、ガス化溶融炉は92である(2009年度)。
[山本耕平]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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