ガラパゴスオットセイ(その他表記)Arctocephalus galapagoensis; Galapagos fur seal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガラパゴスオットセイ」の意味・わかりやすい解説

ガラパゴスオットセイ
Arctocephalus galapagoensis; Galapagos fur seal

食肉目鰭脚亜目アシカ科ミナミオットセイ属。雄は体長約 1.6m,体重 60~68kg。雌は体長 1.1~1.3m,体重 21.5~33kg。出生体重は推定約 4kg。体毛は粗く硬い上毛と細く柔らかい下毛から成る。毛色は濃い茶色で,まれに金茶色や銀灰色を帯びる。体型は紡錘形で太く短い。四肢は短く掌部が鰭 (ひれ) 状で黒色を呈し毛がない。吻部は前方に突出するが短く円錐状である。後頭部は丸みを帯び形状は短卵形に近い。耳介は小さい。尾は非常に小さく後肢の間に隠れる。門歯上顎6本,下顎4本,犬歯は上顎と下顎に2本ずつ,頬歯は上顎 12本,下顎 10本である。繁殖期ならびに出産期が長く,8月中旬から 11月中旬までで,最盛期は毎年変化するが,ほぼ9月下旬から 10月初旬までである。回遊せず,島周辺にとどまる。夜間に摂餌活動を行い,群集性の小型のスルメイカ類や魚類を中心に捕食する。分布はガラパゴス諸島に限られ,繁殖地と索餌場は湧昇流に近い群島の西や北側付近である。陸上では,玉石溶岩の岩礁海岸,日光を避けることができる岸壁の下や玉石浜を好む。

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小学館の図鑑NEO[新版]動物 「ガラパゴスオットセイ」の解説

ガラパゴスオットセイ
学名:Arctocephalus galapagoensis

種名 / ガラパゴスオットセイ
科名 / アシカ科
解説 / だいたい30m以内に、浅く短くもぐります。海で長い時間をすごさず、回遊もしません。
体長 / オス約1.6m、メス1.1~1.3m
体重 / オス60~68kg、メス22~33kg
食物 / イカ、魚
分布 / ガラパゴス諸島周辺
絶滅危惧種 / ☆

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