ガリレイ式望遠鏡(読み)ガリレイしきぼうえんきょう(英語表記)Galilean telescope

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガリレイ式望遠鏡」の意味・わかりやすい解説

ガリレイ式望遠鏡
ガリレイしきぼうえんきょう
Galilean telescope

対物レンズ凸レンズを,接眼レンズ凹レンズを使って,拡大正立虚像を得るようにしたもの。簡単に正立像を見ることのできる望遠鏡として有意義である。小型の双眼鏡オペラグラスとして使用される。 1609年ガリレイはオランダでこの望遠鏡が発明されたことを知って,すぐその改良型を作り,それを使って木星衛星土星の環などを初めて発見し,また銀河が多くの星の群れからなっていることを知り,地動説立場をとるなど,天文学上大きな貢献をしたのでこの名前がある。

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