ガン・しろぎぬ・むすぶ

普及版 字通 「ガン・しろぎぬ・むすぶ」の読み・字形・画数・意味


9画

[字音] ガン(グヮン)
[字訓] しろぎぬ・むすぶ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は丸(がん)。〔説文十三上に「素なり」とあり、白絹をいう。〔釈名、釈綵帛〕に「渙なり。細澤にして光ること、渙渙然たるなり」とあり、上質の絹である。〔玉〕に「累(かさ)ぬるなり、結ぶなり」という。字形からみて、その義もあったのであろう。

[訓義]
1. しろぎぬ。
2. むすぶ、かさなる。

[古辞書の訓]
名義抄 ムスブ・カサヌ・シラキヌ・マリリカナリ・ウスイキヌ 〔字鏡集〕 ウスイキヌ・カサナル・ムスブ・シロイト・シラキヌ・マリリカナリ・カトリ・カサヌ

[熟語]

[下接語]
・衣・綺・軽・裁・珠・斉・繊・素・霜・白・薄・氷・羅・裂

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android