ガンマグロブリン療法(読み)ガンマグロブリンりょうほう(その他表記)γ-globulin therapy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガンマグロブリン療法」の意味・わかりやすい解説

ガンマグロブリン療法
ガンマグロブリンりょうほう
γ-globulin therapy

血液の成分蛋白の一つ。このガンマグロブリン製剤は,筋肉注射用と静脈注射用が市販されており,感染症のうち,化学療法剤の効果が期待できないウイルス性疾患や,効果はあるが重症の細菌性疾患に対して,感染に対する抵抗力を増強する目的で用いられる。使用に際しては早期に十分な量を投与する。筋肉注射では最高血中濃度に達するのに1~2日かかるが,効果の持続は4~6週間である。静脈注射ではすみやかに血中濃度が上昇するが,半減期も速い。適応症は麻疹,B型肝炎,風疹水痘日本脳炎,種痘障害,肺炎敗血症などであるが,最近は免疫不全症悪性腫瘍の治療にも用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本の株式の水準を示す、東京証券取引所第1部225銘柄の平均株価。単位は円。構成銘柄は時価総額の分布の変化などにより、適宜入れ替えられている。現在の形になったのは1985年5月からである。ダウ・ジョー...

日経平均株価の用語解説を読む