日本大百科全書(ニッポニカ) 「キアブレーラ」の意味・わかりやすい解説 キアブレーラきあぶれーらGabriello Chiabrera(1552―1638) イタリアの詩人。マリーノとともにバロック期を代表する。サボーナ生まれ。アナクレオン、ピンダロス風の伝統詩、そして当時のあらゆる詩型を試みた。音と韻律を詩の生命とし、比類のない新造語、語句の組合せのちりばめられた甘美なオード、カンツォネッタ、そして音楽劇(メロドランマ)などのうちに、絶えず「驚異」、「実験」を追求する詩法は、まさに新しい世界をみた時代精神を表現している。[望月紀子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キアブレーラ」の意味・わかりやすい解説 キアブレーラChiabrera, Gabriello [生]1552.6.18. ローマ[没]1638.10.14. ローマイタリアの詩人。ギリシア古典の韻律をイタリアの詩形式に導入し,これを再生させたことで著名。代表作に『ゴティアーデ』 Gotiade (1582) ,『アメデイデ』 Amedeide (1620) などがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by