キヌレン酸(読み)キヌレンサン

化学辞典 第2版 「キヌレン酸」の解説

キヌレン酸
キヌレンサン
kynurenic acid

4-hydroxy-2-quinolinecarboxylic acid.C10H7NO3(189.17).トリプトファン代謝生成物として動物の尿中に存在する.N-(2-アセチルフェニル)オキサミド酸閉環,あるいは4-メトキシ-2-メチルキノリンの酸化と脱メチル化により生成する.黄色の針状晶.分解点290 ℃.水に難溶.加熱あるいはアルカリによって脱炭酸を起こし,キヌリンを生成する.ビタミンB欠乏症の研究で用いられる.[CAS 492-27-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「キヌレン酸」の解説

キヌレン酸

 C10H7NO3 (mw189.17).

 4-ヒドロキシキナルジン酸ともいう.トリプトファン代謝の一経路の最終産物

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android