キバナノショウキラン(読み)きばなのしょうきらん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「キバナノショウキラン」の意味・わかりやすい解説

キバナノショウキラン
きばなのしょうきらん / 黄花鐘馗蘭
[学] Yoania amagiensis Nakai et F.Maekawa

ラン科(APG分類:ラン科)の腐生植物ショウキランに似るが、花が淡黄色である。花数も多く、径約2センチメートルの花を6~17個、やや密につける。根茎が著しく分枝する特徴もある。ショウキランが日本海側にやや偏って分布するのに対し、本種は関東地方以西の本州四国九州の太平洋側に分布する。

井上 健 2019年5月21日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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