キャフタ(その他表記)Kyakhta

精選版 日本国語大辞典 「キャフタ」の意味・読み・例文・類語

キャフタ

  1. ( Kiakhta ) ロシア連邦東南部、バイカル湖南方モンゴル国との国境に近い町。モンゴルアルタンブラクと相対する交易市場。キャフタ条約の締結地。恰克図。

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改訂新版 世界大百科事典 「キャフタ」の意味・わかりやすい解説

キャフタ
Kyakhta

ロシア連邦ブリヤート共和国南部の都市。人口1万8200(1992)。バイカル湖の南方,モンゴルとの国境に近い位置にある。1727年ロシアと清国間でキャフタ条約が締結されて以後に建設がはじまり,税関も設置されて,国境をはさんで対するアルタン・ブラクと共に,ロシアと中国間貿易の拠点となった。中国名は恰克図。ソビエト政権成立直後にモンゴル人民党のスヘバートルやチョイバルサンらの革命運動の中心地となる。メリヤス,食品の工場がある。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャフタ」の意味・わかりやすい解説

キャフタ
Kyakhta

ロシア中東部,東シベリア南部,ブリヤート共和国の都市。共和国首都ウランウデ南西約 180km,セレンガ川河谷にある。ウランウデとモンゴルのウラーンバートルを結ぶハイウェーに沿う国境の町。 1727年清国との間にキャフタ条約が結ばれたのち,28年キャフタ村の近くにトロイツコサフスク要塞が築かれ,清国からロシアへの門戸として重要性を増し,両国間の交易の中心地として発展。 1935年トロイツコサフスクとキャフタ村が合併してキャフタ市となった。製靴煉瓦,繊維,食肉などの工業がある。市の西約 30kmには,ウランウデとウラーンバートルを結ぶ鉄道の駅ナウシキがある。人口1万 8200 (1991推計) 。

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