普及版 字通 「キョ・かねかけ」の読み・字形・画数・意味
14画
(異体字)
20画
[字訓] かねかけ
[説文解字]
[字形] 象形
鼓鐘の類をかける楽器かけの台座に、獣形の装飾を加え、下に柎足のある形。虎形のところは、獣形の奮迅する象。下は柎足。近年出土の中山王墓の遺品にその類の器が多く、金銀の象嵌を加えている。〔説文〕五上にを正字とし、「鼓の柎なり」とし、異を「其の下足に象る」とするが、異はの正面形で、器を翼戴する形、はその側面形。金文の〔鐘(きよしよう)〕に「余がを作爲す。~喬喬たる其の、に鬯(ちやうきよ)を鑄る。大に懸け、玉(ぎょくがう)(磬(けい))・鼓(だこ)あり」とみえ、台座に竜飾を加えている。はまた業といい、〔詩、周頌、有瞽〕に「業を設けを設く」とみえる。また筍(しゅんきょ)・(そんきょ)などの名もあり、〔周礼、考工記、梓人〕にの制作法をしるしている。金文の〔匡(きようゆう)〕に象、〔礼記、明堂位〕に竜(りゆうきんきよ)の名がある。飾りには羽の属をも用いた。は〔説文〕五上に、篆文の省文とする。
[訓義]
1. かねかけ、かねかけ台のはしら。獣などの立つ形を飾りとする。
2. その神獣の名。
3. つくえ。
[熟語]
業▶
[下接語]
画・楽・悍・玉・金・傑・建・鐘・神・設・仙・・怒・銅・猛・揺・瑶・竜・列
21画
(異体字)
14画
[字訓] かねかけ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(きよ)。〔説文〕五上にを正字とし、・の二篆を重文として録する。
[訓義]
1. かねかけ、かねかけのあし。
2. 金銀器の名。みみわなど。
3. 木製の鐘。
4. 鋸と通じ、のこぎり。
[熟語]
▶・枝▶・耳▶
[下接語]
金・削・鐘・鋳
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報