平面電極と高電圧低電流の電源を用い,主として生物体からの放電現象を写した写真。ある種の超能力者だけに見える光(いわゆるオーラの類)を撮影したものとして喧伝された。例えば植物の葉の一部を切り取って写すともとの葉の形が写る(ファントム・リーフ現象)とか,人間の指から出る光の強さや色が感情に応じて変わるなどともいわれる。人体が発するオーラは古くから後光や背光として知られていたため,キルリアン写真をその科学的証拠とする向きもあるが,今のところ実験条件が不完全で,超心理学界以外では承認されていない。1958年にソビエトの科学者キルリアン夫妻が発見したとされていたが,のちにアメリカの電気技師テスラが19世紀末にすでにこの現象を記録していたことが判明した。
執筆者:柴野 拓美
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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