出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
ウクライナ中南部にある都市。ロシア語ではキーロボグラード。黒海に注ぐイングル川の上流に面する。人口25万4000(2001)、22万5489(2018推計)。豊かな黒土地帯を控え、農業機械、トラクター部品、ポンプ、鋳物、ラジオ、無線機、自動計量包装機、食品工業用設備などの製造工場がある。また、三つの高等研究教育機関、二つの劇場、郷土博物館が置かれている。市の創立は1754年で、聖エリザベートを守護聖女とするロシアの要塞(ようさい)が構築されたときに始まる。その後、豊かな農村を背景に農産物集散地、交易市場町として急速に発展し、1775年に市制を敷きエリザベートグラードЕлизаветградとよんだ。1924年、ソ連初期の指導的政治家となったS・M・キーロフを記念して、ロシア語のキーロボグラードに改称された。
[渡辺一夫]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...