普及版 字通 「ギ・ゲツ・はなきる」の読み・字形・画数・意味

16画
(異体字)
12画
[字訓] はなきる
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 会意
(鼻)+刀。刀を以て鼻頭を切りおとす刑。〔説文〕四下に
を正字とし、
(げつ)声の字とするが、
は射的の意に用いる字。また古くは朋友の意に用い、金文の〔辛鼎〕に「厥(そ)の
多友」、〔叔夷
(しゆくいはく)〕に「而(なんぢ)の
と
(な)せ」のようにいう。卜文には自(
の初文)に刀を加える形の字があり、それが
の初文である。[訓義]
1. はなきる。
2. きりさく。
[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕
波奈加久(はなかく) 〔名義抄〕
ハナキル・ハナキラル・ハナハシラヱル 〔
立〕
ハナキル・キル・ハナカク・サク・カタチカク・ハナカケ[熟語]
馘▶・
割▶・
刑▶・
▶・
▶・
者▶・
剝▶・
罰▶・
辟▶・
墨▶[下接語]
黥


12画
(異体字)
16画
[字訓] はなきる
[説文解字]

[甲骨文]

[金文]

[字形] 会意
卜文の字形は自+刀。自は鼻の象形。〔説文〕四下に
を正形とし、「
を
(き)るなり」という。古く五刑の一とされた。金文に
の字形がみえるが、文献には多く
を用いる。[訓義]
1. はなきる。
2.

(げつごつ)、不安のさま。[古辞書の訓]
〔名義抄〕
ハナキル・キル・ハナカク・ハナカケ・ハナサク・ハナハシラヱル・ハナキラル
字条参照。[熟語]

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