現代外国人名録2016 「ギドンクレーメル」の解説
ギドン クレーメル
Gidon Kremer
- 職業・肩書
- バイオリニスト クレメラータ・バルティカ音楽監督
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1947年2月27日
- 出生地
- ソ連ラトビア共和国リガ(ラトビア)
- 学歴
- モスクワ音楽院卒
- 受賞
- ABC国際音楽賞(第2回)〔1998年〕,レコード・アカデミー賞(大賞銀賞,第47回)〔2002年〕「モーツァルト『ヴァイオリン協奏曲全集』」,エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位〔1967年〕,モントリオール国際音楽コンクール第2位〔1969年〕,パガニーニ国際バイオリン・コンクール第1位〔1969年〕,チャイコフスキー国際コンクールバイオリン部門第1位〔1970年〕
- 経歴
- ユダヤ系。バイオリニストの父から手ほどきを受け、7歳でリガ音楽院に入学、V.ストゥーレステップに師事。1965年18歳でモスクワ音楽院マスタークラスに入り、P.ボンダレンコ、ダヴィート・オイストラフに師事。’67年エリザベート王妃国際音楽コンクール第3位、’69年モントリオール国際音楽コンクール第2位、同年パガニーニ国際バイオリン・コンクール優勝、’70年チャイコフスキー国際コンクール優勝。’75年英国にて西側デビューし、’76年ザルツブルク音楽祭に出演するなど、以後ヨーロッパを中心に活躍。’77年米国にデビュー。’80年西ドイツに亡命。’81〜90年オーストリア東部ロッケンハウスで室内楽フェスティバルを主宰。’97年エストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国出身の若手音楽家を集め、アンサンブル、クレメラータ・バルティカを結成。’98年クレメラータ・バルティカ基金を設立、芸術・文化支援活動を始める。バッハから現代曲までこなし、超人的な技巧をもった理知的で厳しい演奏スタイルを守る。タンゴ作曲家・ピアソラの作品も取り上げる。’75年の初来日以来、たびたび来日。2009年第11回別府アルゲリッチ音楽祭でピアニストのアルゲリッチと共演。映画「無伴奏〈シャコンヌ〉」の音楽監修・演奏を担当。自伝「ちいさなヴァイオリン」がある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報