ギンレイカ(読み)ぎんれいか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ギンレイカ」の意味・わかりやすい解説

ギンレイカ
ぎんれいか / 銀鈴花
[学] Lysimachia acroadenia Maxim.

サクラソウ科(APG分類:サクラソウ科)の多年草。高さ40~60センチメートル、上方でやや分枝し、両端が細くとがった8センチメートルほどの葉を互生する。茎、葉とも無毛で柔らかく、紫色の微細な斑点(はんてん)がある。6月ころ花穂を出し、白または淡桃色の小花をつける。花冠は5裂し、ほとんど開かない。名は、花の形や色による。また、アカバナ科タゴボウに似ており、山地に生えるのでミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)の名もある。両名ともに実物にそぐわない。本州四国、九州の山間渓流沿いの湿った日陰に生える。

[鳥居恒夫 2021年3月22日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む