20世紀西洋人名事典 「クラウスキンスキー」の解説
クラウス キンスキー
Klaus Kinski
1926.10.18 -
ポーランドの俳優。
ダンツィヒ生まれ。
本名Nikolaus Naksznski。
第二次大戦後、ドイツに戻り演劇活動を開始する。’50年代初めに詩の朗読やワンマン・ショーで知られるようになる。観客を挑発するなどの反逆精神で、奇怪な俳優として知られる。マカロニ・ウェスタン時代は悪役に徹していて、「殺しが静かにやってくる」(1968年)の悪役は強烈な印象を残した。しかし、’72年の「アギーレ/神の怒り」に出演して以来、イメージを一新し、「ノスフェラトゥ」(’79年)、「フィツカラルド」(’82年)などでとりつかれたような特異な演技派として注目を集める。ナスターシャ・キンスキーは最初の妻との娘である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報