クラリオン断裂帯(読み)クラリオンだんれつたい(その他表記)Clarion Fracture Zone

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クラリオン断裂帯」の意味・わかりやすい解説

クラリオン断裂帯
クラリオンだんれつたい
Clarion Fracture Zone

北アメリカ大陸の西側,北太平洋海域の東西方向に走る数条の平行した断裂帯の一つ。クラリオン島の西方に続くのでこの名称がある。断裂帯には海嶺トラフ地帯が約 5200km直線状に続き,断裂帯を境にした南北比高約 800m。これは地殻を切る大きな断層であると推定されている。プレートテクトニクス説では,断裂帯はトランスフォーム断層延長にあたる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む