クリュベイエ(その他表記)Cruveilhier, Jean

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリュベイエ」の意味・わかりやすい解説

クリュベイエ
Cruveilhier, Jean

[生]1791.2.9. リモージュ
[没]1874.3.6. スーサク
フランスの病理学者。モンペリエ大学外科教授,パリ大学最初の病理学教授などを歴任主著『人体病理解剖学』 Anatomie pathologique du corps humain (1828~42) は当時の名著といわれた。彼は多発性硬化症を最初に記載し,また進行性筋萎縮症についてきわめて早くから指摘していたため,後者をしばしばクリュベイエ病と呼ぶ。過酸症による胃潰瘍も,クリュベイエ潰瘍と呼ばれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android