ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルツ」の意味・わかりやすい解説
クルツ
Kurz, Isolde
[没]1944.4.5. テュービンゲン
ドイツの女流作家,詩人。 H.クルツの娘。父から古典文学を学び,父の死後フィレンツェに移住。イタリアやギリシアに材を取った小説,詩が多い。『フィレンツェ短編集』 Florentiner Novellen (1890) ,自伝的小説『バナーディス』 Vanadis (1931) がある。
クルツ
Kurz, Hermann
[没]1873.10.10. テュービンゲン
ドイツの小説家。メーリケ,シュワープらと親交があった。『シラーの在郷時代』 Schillers Heimatjahre (1843) や『太陽館主人』 Der Sonnenwirt (54) などで,18世紀の封建制度下における民衆生活を描いた。
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